続・妖獣戦記~真説・砂塵の黙示録~
■ストーリー
人類が核の破壊力をいやと言うほど味わった『The Third』と呼ばれた世界大戦の後・・・。
『The Third』により流出した生物兵器の遺伝子は、
残留放射能の作用により、『妖獣』を生み出す・・・。
人間の身体を媒体に繁殖する『妖獣』は、
壊滅状態からの再興に力を尽くす人類にとって大きな災厄となっていた。
-A.D.2048-
人類は妖獣に対抗する切札として、
バイオソルジャーを投入した特殊警察『A.S.S.P.』を組織した。
民間人のはずの俺が、
新設されたA.S.S.P.の戦闘隊長に抜擢された事は、
なりゆきとしか言いようがなかった。
超人的な戦闘能力を持つバイオソルジャー達の指揮をまかされたものの、
彼女たちは精神的には虚弱で、戦いの重圧に喘いでいた。
日増しに知能を上げて戦略的な攻撃をしかけてくる妖獣・・・。
愚かな人類に、地球は見切りをつけたのだろうか?
ソフィアポリスから妖獣を撃退したものの、
人類と妖獣の、存亡をかけた戦いが終ったわけではない。
A.S.S.P.に与えられた次の任務は、
ソフィアポリスの外にある妖獣の拠点を壊滅させ、
妖獣を弱体化する事・・・。
『妖獣掃討作戦』
その発動の時がせまっている・・・。
■キャラクター
アルファ
初の実戦配備バイオソルジャー。
ほとんど全ての火器類と乗物を使いこなす隊員の
リーダー格。
優れた判断力、自己抑制能力を持つ。
戦闘指揮をとるソルジャーとして研究開発され、その期待に充分応えている。
比較的安定度も高い。今までに倒した妖獣の数は50を超える。
数多くの戦いでその能力を遺憾なく発揮し、A.S.S.P.
設立に大きく貢献した。
第一装備:TF-1 ライフル
第二装備:GL-6 オートグレネーダー
マリエ
汎用性の高いバイオソルジャー。
どのような作戦にも欠かせない万能型として導入される。
精神的に虚弱であるために、ノイローゼ状態に陥り、しばしば出撃拒否をすることがあった。
万能型でどんな作戦にも有効だが、安定度が低いのが不安材料である。
訓練から実戦投入まで、「ミサ」と同スケジュールで進んで来たが、精神的な問題点の克服は
ごく最近で、それまではむしろ「ミサ」によって作られた実績に引っ張られて来た感がある。
第一装備:DFS-40G サブマシンガン
第二装備:MF-225 バトルライフル
ミサ
反射神経、運動能力の優れたバイオソルジャー。
大口径拳銃を使っての接近戦を得意とする。
妖獣に対する凄まじい憎悪を持っていて、安定した頑強な精神を有し、戦士としての条件を備えている。
最も安定度の高いバイオソルジャー。
訓練時のシミュレーションでは、相手は倒すが自分も傷つくという荒削りな戦い方をしていたが、
配属後の作戦ではかなりの活躍を見せ、実戦での戦闘能力の高さを証明して見せた。
第一装備:K-247F オートマチック
第二装備:単分子カッター
天城冴子
A.S.S.P.実戦部隊で唯一バイオソルジャー
ではない隊員。
高周波ブレードを使っての接近戦を得意とする。
鋭い勘と俊敏な動きで、接近戦に於てはバイオソルジャーに準ずる力を持っているが、生身の人間なので持久力が
問題視される。『陽炎街事件』の被害者の1人。
妖獣に襲われかけていたところをアルファに助けられ、それがA.S.S.P.入りのきっかけとなる。
彼女の実績はバイオソルジャーとしての「ブレードマスター」の製造計画を促す事になった。
第一装備:高周波ブレード
第二装備:単分子カッター
ミカコ
アルファと同じく指揮ユニットとして製作されたが、経験不足のため援護を主に担当する。
高い機動力と射撃命中率の高さで相手を翻弄する戦いを得意とする。
援護ユニットとしての能力は目を見張るものがある。
安定度はそこそこ。
次期指揮ユニットとしての成長が待たれる。
第一装備:MT-216 アサルトライフル
第二装備:TF-27 スナイパーライフル
ハルカ
ショットガンを武器とし、その戦いぶりは猛々しく、見る者の士気を触発する。
戦闘時に、自己抑制があまり効かなくなるのが欠点。
多少問題はあるにせよ、バランスのとれた戦闘ユニットであることは疑う余地がない。
自己抑制ができ安定度が高まってくれば次期指揮ユニットにもなれる。
小さい作戦よりも大きな作戦に強いという傾向がある。
現在のところ、乱戦の中での遊撃ユニットとして、もっとも有用。
第一装備:A301 L3 ショットガン
第二装備:FS-558 ソリッドシューター
アユミ
潜在能力の高さは認められているものの、未だその能力が開花しない。
他のソルジャーより優れているのは機動力くらいである。
先天的な性格か、意図してかは不明だが、A.S.S.P.と
してもバイオソルジャーとしても、自覚に欠けた行動が
多い。
しかしむしろそれが高い安定度につながっている様に
見られる。
実戦での戦績は見るべきものがない。
第一装備:MT-002 リボルバー
第二装備:A301 L3 ショットガン
MV-11(ミユキ)
思考制御システムを導入した装甲服、『MV-11』の着用を
前提に製作された試作型バイオソルジャ-。
第一装備:ウェポンザック・マイクロバルカン
第二装備:7.62mmLMG
霧原麗子
A.S.S.P.最高責任者。
バイオソルジャーの試用の際に戦闘指揮を努め、
その実績を買われて若くして司令に任命される。
類希なカリスマ性、統率力、組織運用能力、戦略眼、
戦術センスを持つ。