せ・ん・せ・い3
■ストーリー
弓ヶ浦学園に通う近藤正太郎は、一年前の事件を切欠に担任の瀬能七海に
惹かれていた。
その淡い恋心から正太郎は衝動的に七海にキスをしてしまう。
しかしその現場を化学教師の桂小鈴に目撃されてしまい、それが発端となり
正太郎の人生の歯車は狂い始める。
そして七海への想いは歪んだ欲望へと変貌して……
■キャラクター
近藤正太郎(こんどう・しょうたろう)
本編の主人公。
弓ヶ浦学園の2年C組。写真部所属。 弱気でちょっと根暗な少年。
小柄で母性本能をくすぐる容姿。つまりショタ系。
担任の瀬能七海に憧れを抱いている。
父親は経済界で結構名のある人。
が、家庭的には恵まれず、父は仕事のみ、母は政略結婚の憂さ晴らしか
あちこちに愛人作って遊び回り、正太郎は邪魔者。
弓ヶ浦学園に入学以来一人暮らし。一年の頃は上級生に
目をつけられていじめに近い状態だったが、七海に助けられている。
それ以来七海に対し、熱烈な崇拝に近い感情を持っている。
瀬能七海(せのう・ななみ)
本編のメインヒロイン。
正太郎の担任の数学教師。
初めての担任ということで張り切っている。
教師という職業に憧れを持っており、思いやりがあり、熱意もある。
周囲の状況に流されやすいが芯は強い。
桂小鈴(かつら・こすず)
七海の幼なじみで、富豪の令嬢。
化学教師。
一見して楚々とした美人に見えるが、極度のサディストでレズビアン。
火のよう気性の持ち主。
七海のことを昔から執着していて、ほとんど妄執的に迫害している。
羽田圭(はねだ・けい)
養護教諭。
弓ヶ浦学園の良心的存在。
いわゆる常識人。
頼れるお姉さんとして学生達からの信頼も厚い。
基本的に善意の人で、モラルの意識もしっかりしているが、
欲求不満からぐらつき気味。
性に対しては職業柄以外とフランクだが、それが徒になる。
性欲は(最初自覚はないが)強い。
大野恵美子(おおの・えみこ)
国語教師。
性格は温厚で優しいお姉さんといった感じの女性。
以前、交際していた相手を含む数名の男性に輪姦されそうになり、
以来男性恐怖症。
ショタコンではないが、必然的に年若い世代の異性に対して
親近を抱きやすい。
昔、正太郎が万引きをして問題になった時に、七海とともに
かばったことがある。
三浦月子(みうら・つきこ)
正太郎のピアノの講師or音楽教師。
とある企業の令嬢で、正太郎とは家同士が知り合い。
正太郎と同じピアノの教師に昔から師事しており、短大卒業後すぐに
教師として就職。
音楽家として立つことはあきらめたが、正太郎には自分の果たせなかった
夢として期待している面がある。
純粋で世間知らずなお嬢様。非常にお人好し。
内気で大人しく、虫も殺さないようなタイプ。
人を疑うことを知らない。