虜2
■ストーリー
俺に屋敷を紹介した、その女というのは教え子の姉で背が高く……、
足が悪いらしくいつも杖をついて歩いている。
まだ若い学生だが妙に大人びていて謎めいた雰囲気がある。
かと言って無愛想でもない……。
居間でお茶を出されて二人っきりになったりすると、
俺の反応を伺うかのように、見透かしたようなことを言う。
例えば俺の性的な嗜好……。
一言で言えば、俺がサディストであるとか言うことを言ってきては、その後に意味ありげに笑う。
「正直に答えて……。あなた……女性が泣いているところを見るのが好き?」
■キャラクター
高科理香子
テニス部の合宿時に山荘の近くの市営のグランドに来ており、その時に山荘の庭で女性が縄をかけられ散歩される姿を目撃したらしい。
続にいう「よい子」として振舞ってきた自分に疑問を持ち始め、姉を含めた周囲の自分に対する扱いと自立心との間に葛藤がある。
高科由紀子
周囲に対して愛想のいい妹の理香子と比較して、自分は人あたりがわるく
つまらないと思われているのではないかと考えている。
理香子に対するそうしたコンプレックスから、ことさら姉として
振舞おうと務めている。
基本的には妹思いであり妹の失踪の際には行動的に立ち回る。
綾乃
十分成長してから義妹の関係になったため、主人公とは兄弟であるという意識はない。
主人公以上にモラリストであり潔癖で理想主義的。
母親が綾乃の父親と再婚する直前に犯され、奴隷となる。
その八ヵ月後、両親は交通事故で死亡。