プラスチックハネムーン
■ストーリー
舞台は日本、時は今から10年くらい未来のお話…
相変わらずの仮想ペットブームは、それらを制御するコンピューターの人工知能(AI)を
さらに進化させるに至っていた。
昨今はパソコンの画面上にて擬似人格のオペレータが人間同様の活躍をするのは当然で、
その性格付けや「個性」といったもののバリエーションといったものまでが、
人工的に作られる様になったのである。
そうなると次に欲求されるのは「人間同様の動きをするアンドロイド」である。
老人介護や単純作業の補助といった分野で期待されていた商品であったが、
AIと共に進化を遂げた最新ロボット工学技術の進展は、とうとう実用化の目処を
遂げたのである・・・
主人公は普通のサラリーマン。
一人アパートで暮らす彼には当然アンドロイドを買う余裕など無く、
他人事の様に考えていました。しかしあるとき古い友人からの電話が…
その内容は「開発中の『アンドロイド』のモニターをやって欲しい」というものでした。
「炊事洗濯も、家事全般すべて完璧だぞ?一週間のモニター期間だけでも、清潔で健康的な
生活をしてみたらどうだ?」そんな魅力的な言葉に加え、「人間の女の子にできることはたいていできる」
というエッチな機能まで!?その上破格のギャラに、主人公は早速OKしてしまうのでした。
…そして翌朝、「ご主人様、初めまして!」
それがあなたと、メイドロボット「クラリス」との出会いだったのです。
■キャラクター
クラリス
主人公の友人である鷺沢大介の勤務する会社『ドリーム・ロボット・カンパニー』の
試作メイドロボット。
主人公の友人の研究室にて開発された汎用アンドロイドで、見かけは高校生くらいの
女の子の姿をしています。
愛玩ロボットとしての意味合いも含め可愛らしさ優先で作られているので、
服装が多少奇抜なデザインである以外はまったく普通の女の子と区別がつきません。
データー摂取を目的としているので、彼女のメモリにはほとんどの知識がインプット
されておらず、ユーザーである主人公が逐一教えてやる必要があります。
主人公
普通の会社員だが、けっこうスチャラカ。
製薬会社で事務系の仕事をしていて、どちらかといえばアフター5に人生の楽しみを
見いだすタイプだが、最近彼女にも振られて寂しいところ。
それなりにもてないわけではないのだが、メイドロボットに興味を持っている。
林 いずみ
織房のセクハラ被害者一号。
眼鏡で気の弱い童顔の美少女タイプ。
織房にかなりいいように扱われているが、気が弱いゆえに何もいえないらしい。
スチャラカ社員である主人公に何度も助けられているため主人公に対し好意を
抱いている。
山吹 あきほ
織房のセクハラ被害者二号。
すらっとしてプロポーションのいい、知的美女タイプ。
性格はきつめで、織房もどちらかというと直接セクハラできないでいるが、
その分嫌がらせをしているようだ。
スチャラカである主人公を嫌ってはいるが、部長から助けられて少し感謝している。
横河 真知子
織房が憧れている? 社内の女王様。
頭脳明晰なバイリンガルで、社長秘書。
会社の女王と呼ばれていて、社内で頭の上がる人はいない
(岩本を除く)主人公のことを「可愛い坊や」という程度に
思っている。