雪桜
■ストーリー
11月、主人公である「橘裕志(たちばなゆうじ)」は、北国のこの街にやってくる。
両親の海外への長期出張に伴い、叔父に世話になる事になったのだ。
何となく将来の展望を見いだせない主人公は、叔父の進めるままに学校を転校。
静かな片田舎の北国は、そんな彼を拒むように寒々しかった。
叔父の家のは幼い頃からの喧嘩相手である、従姉の「沙紀(さき)」が居て、
元より豪快な性格の叔父と三人、慌ただしく毎日が過ぎて行く。
そして、学校でも沙紀の友人達になかば強制的に加わる事になってしまう。
気の良い男友達の「住吉(すみよし)」に、沙紀の親友である女の子の
「みさき」と「こずえ」と出会い、主人公は徐々に彼女達とうち解けあって行くのだった。
それからというもの、何をするにもこの5人が一緒だった。一緒に遊ぶのは勿論、
帰る時も学校行事でさえも、いつも一緒。
そしてみさきの姉であり、教師でもある「美里(みさと)」や、
委員会の先輩である「玲(れい)」とも親しくなる主人公。
玲の実家である如月神社には、一月の雪降る中に花を咲かせると言う伝説がある
「雪桜」に主人公は何となく惹かれてゆきます。
期末試験をしのげばクリスマスにお正月、バレンタインデーと、
女の子達にとっては大切なイベント続き。
そして、当然の様に主人公たちのグループにも、微妙な恋愛感情が産まれて行きます。
クリスマスやバレンタインデーを二人きりで過ごすのは一体誰なのか?
初めて迎えた二人きりの朝、友達ではなく恋人としてのちょっとエッチで甘い体験。
学生生活のそんな一コマ、彼女達と過ごした甘いあの頃の思い出……
■キャラクター
橘 裕志(たちばなゆうじ)
本編の主人公
特に得意はなく、案外取り柄のないドジ系で巻き込まれタイプ
両親の海外赴任に際し、北国の叔父の家にやっかいになる事に。
叔父宅である元旅館の従業員用離れが気に入ってしまい、
そこで生活することに。
今ひとつ自分の将来が見いだせずにいる。
宗谷 みさき(そうやみさき)cv:朝倉鈴音
主人公のクラスメイト
いつも元気で、基本的にしっかり者だが、料理だけは駄目。
美人で男子からの人気は元々高いのですが、常に寄り添う
こずえのせいで、周囲の男共がアタックをかけられない
といったカタチの「高嶺の花」。
成績は並。教師である姉のおかげで、日本史だけは最強。
桧山 こずえ(ひやまこずえ)cv:紫苑みやび
主人公のクラスメイト
みさきの大親友で、実はちょっとレズっ気ありの
みさき一筋な少女。
切れ者で、言葉で嬲ったり弱みを掴んだりするのに長ける。
情報収集能力に関しては右にでるものはいない。
成績は中の上。
実はテスト問題だろうが事前入手可能で勉強なんかしなくても
トップに立てるのだが、目立ちすぎないようにとの偽装だというウワサ。
橘 沙紀(たちばなさき)cv:青山ゆかり
同い年の従姉
同い年の従姉だが、実は数日差で主人公より歳上なだけ。
姉弟とかいうより男友達みたいな関係。
彼女との繋がりで、主人公もみさき達のグループへ入っていく。
自宅が元旅館で、玲の神社とは少し離れたお隣さん。
みさきともご近所で、その辺りの人間とは仲が良い。
家の洗濯や掃除は全部やっており、料理は板前の父親に
教わってるので結構上手い。
成績は下で、実のところおバカさん。
如月 玲(きさらぎれい)cv:鷹月さくら
みさきの部活動の先輩(学園の3年生)
割と真面目な委員長系ですが、特にキツ目の所もなく、
いいお姉さん風。
麻雀好きで、ものの例えにやたらと麻雀を使う。
成績は当然学年トップで、学校期待のホープ。
家は神社。正月は手伝いで巫女さん。
宗谷 美里 (そうやみさと)cv:綾有蘭
みさきの姉
主人公達が通う学校の教師。
担当教科は日本史で、幕末マニアの土方歳三ファン。
実はかなりの天然で、その担当云々以外は全く駄目駄目だが……
何故か料理だけは得意。
段差も何も無いところでコケたり、自分の授業中だろうが
立ったまま寝る事もしばし。
でもそれもどこか憎めず、なんだかんだと学園の人気姉妹だったり。
伊東 住吉(いとうすみよし)cv:浜田広央
主人公のクラスメイト
美咲達面々とは幼馴染み。
こちらもおバカさんで沙紀とどっこいどっこいの骨肉の争い。
全員居るときは、彼がボケで沙紀がツッコミ。
馬鹿だけど、なんだかんだと盛り上げ役。
気づかぬウチに損な役回りを演じてしまうタイプ。
自宅は『伊東屋』と言うお好み焼き屋さん。
橘 武明(たちばなたけあき)cv:体田肉男
沙紀の父親(主人公の叔父)
この父親あってこの娘あり……みたいな感じの男気の漢。
職業は料理人で、娘に対して厳しいとかそういうのはなく、単純に豪快。
家はもともと温泉旅館だったが、それを切り盛りしていた妻の他界に伴い、
旅館は閉店。
自身は街の方のスーパーの鮮魚売り場で働いて一家を支える。
泣き上戸で、酒が入るとすぐに先立たれた妻の話をしては泣き叫ぶ。